BEProを使った未来のシナリオ・プランニング

今月初旬に、関西でBEProのWorkshopを関西有志の方々が企画運営をして下さり、そこに参加させて頂きました。

このWorkshopと並行してBusiness English Proを活用して未来のシナリオ・プランニングを組み立てられないだろうかというミーティングも持たせて頂きました。

こちらの企画はもう2年ほど前から構想を温めていたものです。

2年前にはシナリオプランニングをビジネスとして提供しているスタンフォード研究所からスピンオフして作られたStrategic Business Ingisht (SBI)という企業の高内章氏がその概念について講義をして下さいました。

動画は、技術不足で音声が聞き取りにくのですが、こちらです==>  

実はSBIは独自にSCANと呼ばれる未来のシナリオ・プランニングの手法を構築し、それに準じてクライアントであるグローバル企業に対してアイディア・情報を提供している会社なのです。(知る人ぞ知る、素晴らしい企業なのです)

そのSCANについて高内氏から教えていただいた内容というのが以下の事でした。

※ 現在のBEProの記事はSCANの記事を選定する方法を極力参考にさせていただいています。
【SCANの流れ】

SCANというのは、SRI(SBI)のエディター(コンサルタント)が世界の主要メディアから月に100本の記事(予兆を示唆しているもの)を選んで、それを100文字程度のアブストにまとめます。そのアブストの下に記者が何故この記事を選んだのか、その理由を添えます。
この100本のアブストラクトをクライアントに一式提出するというサービスです。
これを受け取ったクライアントは、社内であるいはワークショップなどで複数の記事からあるトレンドの予兆を見つけ出す作業をします。
複数の記事はクラスター化され、ワークショップなどでは各人が用意した複数のクラスターがその100本のアブストから作られます

このクラスターからどのような未来の予兆が見て取れるかを議論するというもの。

【例】

我が国が世界に誇る事のできる某企業が研究所を持っております。その研究所では、ある月のSCANの100本のアブストから以下のような予兆を見出しました。
導かれた結果:「時間を買うと幸福になれる」

クラスターとして選んだアブストは以下の3点

1 使い捨てバッテリー

2 ランチのガチャ飯

3 宅配ボックスが歩いてくる

メリハリ社会

「同じことをするのにも「しなくても良いことを出来るだけしないように済ますのはこれからの価値基準になる」

「しない事が今までしていたのは何故か? モラルや常識などいわゆる社会性に反していたからではないだろうか?』

仕組みや技術のサポートやストレス部分の外部化、ものからコトへの価値観のシフトも当て推しで「しない選択が可能になってきたのではないだろうか?」

今後もあらゆる領域でタブーは減り続けてるかもしれない。

モノを買うよりも時間を買う方に消費者は高い幸福感を示している

同じ10,000円を渡したとしても「時間を買う」「モノを買う」では後者の方により幸福を感じるという実験結果も出ている。

1)使い捨てバッテリー

たまにしかお世話にならない外付けのバッテリーを使い捨てにする。(この使い捨てという表現が良心の呵責となるが・・・)

きちんとしたリサイクルの仕組みに乗せると、循環型社会になる。

このことは、「バッテリーを使うという行為以外を外部化する」という事。

2)昼飯なんか何でも良い!

高速道路のサービスエリアでの食堂で長い列が作られているのを見て、メニューを選ぶ時間を無くして、ガチャガチャのようなプラスチックのボールを五百円で購入し出てきたボールの中にあるメニューをオーダーするという仕組み。これで長い列を減らすことに成功

利用者も面白がってガチャガチャを買うようです。(福袋に似た発想?)

その人たちに対して何を食べれば良いかを決めてあげる「ガチャ飯」は人まかせ。主体せにかけるというネガティブ(タブー)なイメージを与える。

しかし、優先度の高くないことをしないことに考え悩むよりも全てを委ね「買う」という行為に付加された価値を楽しむのも一興である。

3)常識破りの配送深夜限定サービス

深夜の時間指定配送サービスが東京などでは流行っている。

一般の活動者の標準時間帯ではない、早朝6時から8時、深夜11時から1時の二つの枠の時間帯のみ配達をヤマト運輸などから請け負う業者が増えている。

標準活動時間帯でない時間に着目したことで再配達率を著しく減らすことに成功した例。

これらの事例の底辺に流れている共通項は

「しないことをする事」==>これが自分たちのビジネスの中にも

「顧客に何か選択させていたことをやめさせる」それでも罪悪感を与えない==>ヒットに繋がるかもしれない。

以上がSCANの方法です。

実は、情報を取得し、取捨選択し、それを結びつける方法をきちんと身につけることでSCANでプロフェッショナルが描いている未来のシナリオに近いものを我々も描くことができる可能性があります。

それを規格化しBusiness English Proを利用した未来のシナリオ・プランニング講座を考えています。

1 具体的にどのように記事を読み(どのような観点から)

2 どのように記事を選び、クラスターを作るのか?

3 出来上がったクラスターから如何に未来の予兆を見つけ出すのか?

いきなり英語で行うのではなく、コンセプトを日本語で学び、習得した上で、次に英語でシナリオ・プランニングを行うというように段階を経て組み立て行きたい思います。

このプランについて、ご意見などがあればご連絡いただければ嬉しいです。

ご連絡先: info@wisdomsq.com   

件名:「未来のシナリオ・プランニングについて」 

Attention: マット竹内

(Visited 15 times, 1 visits today)

Leave a Reply

Required fields are marked*